米国に拠点を置く人権活動家ニュース通信(HRANA)は1月18日、イランで最近発生した抗議デモによる死者数は少なくとも3919人に達したと推定されると発表した。さらに、8949人の死亡についても同団体が現在調査中であるという。
この死者数が正確であれば、イスラム共和国における過去数十年のいかなる混乱をも上回り、現体制を誕生させた1979年のイラン革命時の数字さえも超えることになる。
同通信によると、約2109人が重傷を負い、確認された拘束者数は2万4千669人に達した。エポックタイムズは、これらの数字を独自に検証できていない。
HRANAは、これらの数字は「検証済みの個別報告」のみに基づいており、実際の数字はさらに多い可能性が高いと述べている。
同団体は、「インターネットの遮断、通信制限、そして情報への独立したアクセスが限られていることを考慮すると、実際の数は報告されているよりも大幅に多い可能性が高い」としている。
テヘラン当局は明確な死者数を公表していない。イランの最高指導者アリ・ハメネイ師は、デモによって数千人が死亡したと述べ、その責任は米国とイスラエルにあると非難した。
ハメネイ師は1月17日のXへの投稿で、「米国とシオニスト政権の工作員たちが、この扇動の中で凶悪な犯罪を犯した。彼らは250のモスクと250以上の教育・科学センターを破壊した」と記した。
また、「彼らは電力網、銀行、医療施設を損壊させ、数千人を殺害した」とも述べている。
イランのマソード・ペゼシュキアン大統領も、抗議デモの責任を米国に押し付けた。
ペゼシュキアン大統領は1月18日のXへの投稿で、「親愛なるイラン国民の生活に苦難と制約があるならば、その主な要因の一つは、米国政府とその同盟国による長年の敵意と非人道的な制裁にある。わが国の最高指導者に対するいかなる攻撃も、イラン国民に対する全面戦争に等しい」と記した。
一方、トランプ米大統領は、イラン体制が反政府デモ参加者に対して致死的な武力を行使していると判断した場合、軍事行動をとると警告した。トランプ氏はデモの最中、SNSのトゥルース・ソーシャルへの投稿でデモ参加者に向け、「助けは向かっている」と呼びかけた。

トランプ氏は1月17日のポリティコ紙とのインタビューで、ハメネイ師とイスラム体制を非難し、イランについて「指導力が乏しいため、世界で最も住みにくい場所だ」と述べた。
トランプ氏は、「国を機能させ続けるためには――たとえその機能が非常に低いレベルであっても――指導者は、私が米国で行っているように、国を適切に運営することに集中すべきであり、支配を維持するために人々を数千人も殺すべきではない」と語った。
イランに対する米国の軍事作戦の規模について問われると、トランプ氏は「(ハメネイ師が)下した最善の決断は、2日前に800人以上の絞首刑を執行しなかったことだ」と述べた。

トランプ氏は1月16日のトゥルース・ソーシャルへの投稿で、「昨日行われる予定だったすべての絞首刑(800件以上)がイラン指導部によって中止されたという事実を、私は大いに尊重する」と記していた。
このコメントは、イランのアッバス・アラグチ外相が、体制による集団処刑の計画はないと述べた後に出されたものである。
しかし、イランの司法府は1月18日、処刑が近く行われる可能性を示唆した。
イラン司法府の報道官アスガル・ジャハンギール氏は1月18日の記者会見で、「一連の行為が、イスラム法における最も重い刑罰の一つである『モハーレブ(神に敵対する者)』と特定された」と述べた。
モハレベはアラビア語で「神に対する戦争」を意味し、イラン体制の支配下でこの罪に問われた場合、死刑が科される可能性がある。
イラン国内では数日間、大規模なデモは報告されておらず、ハメネイ師は政府が「扇動の火を消し止めた」と述べている。
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