防衛省 生成AIを用いた「国会答弁作成AIアシスタント」試験導入

2026/02/23
更新: 2026/02/23

防衛省は、業務の効率化と職員の負担軽減を目的として、生成AIを活用した「国会答弁作成AIアシスタント」の試験的な運用を開始した。

防衛省が取り組むべき課題は増大の一途を辿っている。将来にわたり同省が円滑に業務を遂行するためには、AIなどのツールを積極的に活用して組織や業務のあり方を抜本的に見直し、「人を何よりも大切にする組織」へと変革することが重要視されている。今回のシステム導入はこうした認識の下、国会答弁資料の作成にあたる職員の負担を軽減する観点から、生成AIを補助的な支援手段として活用するものである。

防衛省は国会答弁資料の作成にAIを活用する(出典:防衛省・自衛隊)

この「国会答弁作成AIアシスタント」は、防衛省内のシステムに搭載された生成AIが、過去の答弁資料や関連資料を参照し、答弁資料の素案作成を支援する仕組みとなっている。2月18日に開会した国会から省内の一部部局において試験的な運用が始まっており、今後、防衛省全体としての本格的な活用が可能かどうかを検討していく予定だ。

注目すべきは、この取り組みが増大する業務への問題意識を持った省内の有志によって開発された点である。そのシステムを、先月発足した大臣直轄の「AI導入推進チーム」のもとで幅広い部署へと展開し、今回の試験的運用に至った。

防衛省は、今後もAIの導入を加速化させることで、防衛力の質的高度化と行政運営の効率化を両立させていく方針だ。

大紀元エポックタイムズジャパンの速報記者。主に軍事・防衛、安全保障関係を担当。その他、政治・経済・社会など幅広く執筆。