2月27日、長年インターネットを通じて中国本土に向けて情報発信を続けている海外のボランティアが、中国の公務員1人が習近平の「臓器移植で150歳まで生きる」の発言をきっかけに中国共産党(中共)からの離脱を決意し、さらに同席の公務員4人も仮名で脱党したと明らかにした。
このボランティアは金蓮さんといい、数日前、中国国内の人物とオンラインで話した際の出来事を語った。中国の社会問題や、中共による法輪功学習者への臓器収奪問題などに触れた際、相手は中共と関連組織から離脱すること(脱党)について、なおためらっていたという。
その後、話題は習近平に及んだ。金蓮さんは、昨年9月3日の北京での軍事パレードの際、習近平とプーチン氏の会話がホットマイクに拾われたことを紹介した。習近平が「70歳はまだ子供だ」と発言し、プーチン氏は臓器移植によって不老不死も可能になると応じた。習が「人類は150歳まで生きられるかもしれない」と語った。この発言は海外で広く拡散した一方、中国国内では閲覧できない状態だ。
金蓮さんによると、この話を聞いた途端、男性は態度を変え、脱党に同意したという。さらに意外なことに、そこに同席していた別の男性4人もいずれも公務員で、その4人も、男性を通じて脱党の意思を示したという。
時事評論家の李林一氏は、この公務員は当初躊躇していたが、習近平が150歳まで生きようとしているという話を聞いて、現状に対する不満が刺激された可能性があると分析している。また、体制内の若手幹部の間では個人崇拝への反発が強まっているとの見方もあるとした。
オーストラリア在住の学者、袁紅冰氏は、以前の北京の官界では習近平は極めて敏感な話題で、できるだけ言及を避ける雰囲気があったが、最近では私的な場での習への揶揄や風刺が増えているとの情報があると述べた。
独立系評論家の杜政氏も、会食の席などでは様々な隠語を用いたジョークが飛び交っていると明かした。退職した元幹部の間では、「習近平の就任当初は少し期待していたが、今では、彼を褒める者は一人もおらず、誰もが罵っている。人々は共産党の解体を待ち望んでいるのだ」と語った。
2004年に大紀元が、社説『共産党について9つの論評』を発表して以降、さまざまなルートを通じて中共組織からの離脱を表明する人が絶えない。今年1月には、公務員10人が連名で脱党声明を出し、これ以上体制の道具となることを望まず、自らの尊厳と良心を守りたいと表明した。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。