米ルビオ国務長官は3月31日、対イラン戦争の終わりが見えてきたと表明した。
ルビオ氏は、Foxニュースのインタビューで、アメリカ軍の作戦は順調に進み、想定以上のペースで進展していると説明した。そのうえで、「終わりは見えてきている。今日でも明日でもないが、そう遠くない」と述べ、戦闘が最終局面に入っているとの見方を示した。
トランプ大統領も同日、メディアに対し、アメリカ軍の軍事目標はおおむね達成されたとの認識を示し、「2〜3週間以内」に部隊を撤収する可能性に言及した。
トランプ氏は、アメリカ軍が戦場で「完全に圧倒している」と強調。イラン側に大きな打撃を与えており、ミサイル関連施設や核開発能力が長期間にわたり再建できない状態にあると判断すれば、撤収に踏み切る考えを示した。
「彼らが長期間にわたって石器時代に逆戻りして、核兵器を製造できない状態にあると判断すれば、もはや彼らが我々と合意を結ぶ必要すらなくなる」とトランプ氏は付け加えた。さらに「その時点で、合意の有無にかかわらず、我々は撤退する。もはや合意は重要ではない」と述べた。
外交接触と直接会談の可能性
軍事作戦が進む一方で、外交面でも動きが見られている。
ルビオ氏は、アメリカとイランの間で情報交換が行われていることを明らかにし、将来的に直接会談の実現にも言及した。
「現在、双方の間で情報のやり取りや対話が行われている。将来的に直接会談が行われるチャンスもある」と述べた一方、時間稼ぎを目的とした「見せかけの交渉」は受け入れないと強調した。
四つの軍事目標 達成に向け進展
今回の軍事作戦について、ルビオ氏は四つの主要目標を挙げた。イラン空軍の壊滅、海軍の無力化、ミサイル発射能力の大幅な削減、そしてドローンおよびミサイル製造拠点の破壊である。
これらのうち、空軍と海軍はすでにほぼ壊滅状態にあり、残る目標も速やかに達成されつつあるとした。アメリカは、これらの軍事能力を弱体化することが、イランによる将来的な軍事的脅威や核開発を抑止するうえで不可欠だとしている。
中東の要衝であるホルムズ海峡について、ルビオ氏は、同海峡は国際水域であり、イランが通航の自由を妨害したり商船を攻撃する行為は国際法違反にあたると指摘した。
「そうした行為はテロに等しい」と述べたうえで、「アメリカがホルムズ海峡経由で輸入するエネルギーはごくわずかだが、我々の同盟国、特にアジアやヨーロッパの多くの国々は、石油供給の多くをこの海峡に依存している」と語った。
さらに、「イランが通行料を徴収したり、海峡を不法に支配したりする場合、介入するかどうかは大統領の判断となるだろう」としつつ、「これは世界全体の問題だ、各国が連携して容認できないとの姿勢を示すべきだ」と強調した。
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