米・イラン両国の代表団は、パキスタンのイスラマバードで行われた和平協議において合意に至らなかった。
トランプ米大統領は12日、Truth Socialへの投稿で「即刻、世界最強の米海軍がホルムズ海峡への入出航を試みるすべての船舶の封鎖を開始する」と述べた。
トランプ氏は、イランがイラン南部に位置する重要な水路において、イランが敷設した機雷の危険を顧みることなく船舶が自由に通航できる状態にしていないとして、イラン指導部を批判した。
「国際水域においてイランに通行料を支払ったすべての船舶を拿捕するよう、海軍にも命令した」とトランプ氏は述べた。
イランは先週、ホルムズ海峡の通航に対し、一部の船舶に1隻あたり200万ドルの通行料を課したとされており、5隻がこれを支払ったと伝えられている。
トランプ氏は、中東での紛争発生以前には存在しなかったこの通行料制度について、イラン政府が当該水路から利益を得ることを認めないと述べた。
「違法な通行料を支払った者も、公海上での安全な航行は保証されない」とトランプ氏は述べた。
さらに「イランが海峡に敷設した機雷の除去も開始する。われわれや平和的な船舶に対して発砲するいかなるイラン人も、地獄に送り込む」とも語った。
トランプ氏は同日の別の投稿で、2週間の停戦合意にもかかわらずイランがホルムズ海峡を開放しなかったことを批判した。
「これは世界中の多くの人々や国々に不安と混乱、苦痛をもたらした」とトランプ氏は投稿した。
「彼らは機雷を海中に設置したと称しているが、イランの海軍も『機雷敷設要員』のほぼすべても完全に壊滅させられている。実際に敷設した可能性はあるが、どの船主がその危険を冒したいと思うだろうか。イランと残存する『指導者たち』の名誉は永久に失われたが、われわれはそうした問題を超えたところにいる」と述べた。
トランプ氏は4月13日朝のFOXニュースのインタビューで、多数の国が封鎖に協力すると語った。
イラン革命防衛隊海軍は同日、軍用艦船がホルムズ海峡に接近した場合は「断固かつ強力な対応をもって迎え撃つ」と警告した。イラン国営メディアが伝えた。
封鎖の発表は、米中央軍が米ミサイル駆逐艦2隻 USS フランク・E・ピーターソン(DDG 121)およびUSS マイケル・マーフィー(DDG 112)をホルムズ海峡に派遣し、イラン・イスラム革命防衛隊が敷設した機雷の除去を開始したと発表した翌日に行われた。
2月28日に米国とイスラエルがイラン政府を攻撃して以来、同水路における石油・ガスの輸送業務は深刻な影響を受けている。
4月12日時点で、少なくとも800隻の商業船舶がホルムズ海峡で立ち往生しており、うち約400隻が石油タンカーだと、アラブ首長国連邦(UAE)産業・先端技術相のスルターン・アル・ジャーベル氏がXへの投稿で明らかにした。
「ホルムズ海峡はイランが封鎖・通航制限を行う権限を持つ場所では断じてない」とジャーベル氏は述べた。
「そのような試みは単に地域的な問題にとどまらず、世界経済の生命線を断つものであり、世界各国のエネルギー・食料・医療安全保障に対する直接の脅威である」とも強調した。
封鎖の発表は、バンス米副大統領がイスラマバードでのイランとの和平協議が21時間の交渉の末に決裂したと発表した数時間後に行われた。
「根本的な問題は、イランが核兵器の開発を、今だけでなく2年後も、長期的にわたって行わないという意志の確約をわれわれが確認できるかどうかだ」とバンスは協議後の記者会見で語った。
「現時点ではその確約は得られていないが、得られることを望んでいる」と述べた。
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