中国・浙江省寧波市で、「不要だった可能性のある心臓手術」を受けて死亡した生後5か月の女児・小洛熙(シャオルオシー)ちゃんの遺族が、真相究明を求めて警察署で抗議を続けており、全国から支援者が集まり始めている。
6月15日夜、母親の鄧蓉蓉さん、父親の許春彪さん、祖母の3人は、警察から「事情確認」のため出頭を求められた。3人は事前にSNSで「午後8時になっても更新がなければ拘束されたと思ってください」と動画で訴えていた。
その後、一家は警察署内から動画を投稿、「遺書を書いた」「問題が解決するまでここを離れない」と表明。その日の夜は、警察署の待合スペースの長椅子で毛布をかけて寝泊まりする様子も公開された。
現在、中国各地から一般市民が寧波に駆けつけているほか、当局に電話をかけて状況を問いただし、世論の圧力をかけようとする動きも広がっている。一方、現地入りした支援者の一部は拘束され、そのまま地元へ送り返された。

そもそもの発端は、2025年11月に起きた医療事故だった。洛熙ちゃんは心臓手術後に死亡し、その後の司法解剖では、「自然治癒が期待できる程度の軽い症状で、本来は手術が不要だった可能性」が指摘された。当局も重大な医療事故と認定し、執刀医の医師免許を取り消したが、遺族は「真相は十分に明らかにされていない」と訴え続けている。
さらに、母親は以前から身元不明の人物による付きまとい被害も訴えており、抗議活動を続ける中でさまざまな妨害を受けてきたという。
注目されているのは、娘を亡くした一つの家族の訴えに、全国の一般市民が動き始めていることだ。この出来事が単なる一件の医療事故にとどまるのか、それともより大きな市民のうねりへと発展していくのか。多くの人がその行方を見守っている。

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