中国 素材表示と実物が食い違うケースが相次ぐ

中国通販 「リネン」表示なのにポリエステル100%

2026/06/26
更新: 2026/06/26

「リネン」と書かれていたから買ったのに、届いた商品の素材はポリエステル100%。中国のネット通販で、衣類の素材表示をめぐるトラブルが相次いでいる。

中国メディアによると、近年人気の「リネンパンツ」と表示された商品の中には、実際にはリネンが全く含まれていないものや、数%しか含まれていないものが少なくない。

中国メディア「藍鯨新聞」が報じた事例では、ある消費者が約400元(約8千円)で購入した「リネンパンツ」の洗濯表示は「ポリエステル100%」だった。販売ページでは「リネン」を繰り返し強調していたが、実際の素材とは異なっていたという。消費者は何度も苦情を申し立て、販売店や通販プラットフォームとの交渉を重ねた末、ようやく返金を受けた。

消費者が指摘すると、「リネン風の生地」「『リネン』は商品名にすぎない」などと言い逃れとも受け取れる説明をする販売店もあった。

問題はリネンだけではない。「ウール」「カシミヤ」「シルク」などの天然素材も、実際には数%しか含まれていないにもかかわらず、商品名では大きく強調している例が見つかっている。

さらに、「雲のようなコットン」「肌に優しいコットン」など、綿素材を思わせる名称も登場している。しかし実際にはポリエステルや再生繊維であることが多く、名前と実際の素材が一致しないケースもみられる。

「リネン」と表示しておきながら、後になって「商品名にすぎない」と説明する販売手法は、日本の消費者から見れば理解しがたいものだ。商品名で天然素材を連想させ、後から「商品名です」と説明する。そんな「言葉遊び」を許せば、素材表示そのものの意味が失われかねない。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!