7月1日、元軍隊幹部47人集団脱党

2005/07/01
更新: 2005/07/01

【大紀元日本7月1日】中国大陸にいる47名の元軍隊幹部が7月1日、集団脱党声明を発表するという。「世界脱党サービスセンター」(本部・米国)がこのほど、この日(中国共産党創立記念日)を中国共産党から脱退する「脱・共産党の日」にしようと呼びかけ、それに応じたものと思われる。

河北省一部の地方企業に転業した元軍隊幹部の組織者によると、中国の多くの地域では現在、企業に転業した元軍隊幹部らの集団脱党が頻発している。今回は、47名の元軍隊幹部が、7月1日に集団的に脱党すると自ら発表し、「七・一全世界脱・共産党の日」の呼びかけを支持するという。

関係者に情報を確認し取材したところ、軍隊から各地方に転業した後、経済的にも政治的にも元の権利がなくなり、生活が困窮。街頭に貼られた脱党声明に励まれ、集団脱党を決定したという。また、共産党の深刻な腐敗問題と社会対立の激化につれて、多くの人々が脱党の道を選ぶであろうと話していた。

47人の内、11人は営級以上の中高層幹部。

2002年以来、企業に転業した元軍隊幹部ら百万人が、貧困の生活に陥ったため北京政府へ直訴する道に入った。そのため、迫害や監視も受けてきたという。

(記者・辛フェ)