在米華僑:500万人脱党から、中共崩壊に注目

2005/10/25
更新: 2005/10/25

【大紀元日本10月25日】500万人が中国共産党(以下、中共)および関連団体から脱退する波は海外にいる華僑を震撼させた。多くの華僑は中共が瞬く間に崩壊することの可能性および台湾が直面する実際問題に強い関心を示し、議論し始めた。

在米台湾人文化交流協会主席・黄慶三氏は、共産党は必ず崩壊するとし、台湾はそのために前もって準備をすべきだと語った。黄氏は、台湾はこれまでに政策、資源など種々の面において中共からの威嚇圧力に対抗するために費やしてきたとし、中共が一旦崩壊すれば、圧力がなくなり、これらのものはより有効的に活用できると話した。

黄氏は、台湾は中国と同様の言語を使用し、地理的にも近いため、中国崩壊後に多くの中国人が渡って来れば、新たな圧力になるとし、ソ連崩壊後と同様な難民問題に直面する可能性があると示唆した。そのため、心構えと各方面に於ける準備が必要と示した。

経済学者ポール・チォウ博士

経済学者ポール・チォウ博士は、歴史を顧みても、暴力および悪辣手段による政権執政の期間は長く維持できないと話した。

チォウ氏は、ここ十数年間で中国は著しい経済発展を遂げたと話し、しかし、その中の一部はウソ偽りであり、一部は中、下階層の犠牲によるものであり、明らかに経済発展の虚像であると指摘。また、経済学において、もっとも重要なジニ指数が非常に高い数値で現れていることから見ても、中国経済問題の深刻さに懸念した。チォウ氏は、台湾企業は対中国投資において、心構えが必要だと呼びかけた。

チォウ氏はさらに、台湾の歴史を調べてみれば分かるように、外来の政権は地元の民衆に対して、それぞれの親、先祖が40年前か、400年前からすでに住み着いている事実を無視し、往々にして残酷な対応を取っていると分析し、中共のような残酷極まる人道無き政権は、中国の人民のみならず、台湾人に対しても同様なやり方になると示唆した。

チォウ氏は、中国のトップが台湾に対して、核兵器を行使することをも懸念した。台湾が中国崩壊後の影響を小さくするためには、即時に対中国投資を停止することだと強調した。チォウ氏はさらに、台湾企業は商業道徳を重んじるべきだとし、これまで由民主、経済発展を享受してきた成果を中国の人々に分かち合うべきだと話した。

声楽家・黄美星氏

声楽家・黄美星氏は、中共が崩壊したときに、普く世界に喜びに沸くであろうと話した。黄氏は、民主の流れは世界的なものだとし、共産主義はすでに市場を失い、民主、自由、人権こそが永久不変の世界的価値であると語った。

(記者・李文)