米国最大の電子商取引企業であるアマゾンが最近、本・書籍カテゴリーに「中国の軍事機密 (China Secrets)」という名の本を販売開始した。(Amazon)

六四天安門事件の疑問点などを明かした「中国軍事機密」、米アマゾンで販売開始

 RFIは、多くの中国問題の専門家に事実確認を依頼したが、ケイラ―氏と彼の活動について知っている人はいなかったという。これにより専門家らは、「中国の軍事機密」の真偽についてまだ結論を出していない。

 「6・4真相」の著者の一人であるリンク氏は「本の信憑性に疑問はあるが、すべてが作り話ではない」と述べる。ネイサン氏も「事実確認のため、より検討する必要がある」との慎重な態度を示した。

 英国ダラム大学で現在、「中国研究センター」を運営していうるマイケル・ダラム氏は「本の内容を綿密に検討した。資料提供者は信頼するが、内容の真偽はまだ断言できない」と語る。

 文化大革命中、広西省で起きた人肉を食べる惨劇を暴露した宋永毅・カリフォルニア州立大学教授は本の中の一部の写真が朝鮮戦争の時のもので、同氏が中国の歴史資料を収集したときと似たような資料がいくつかのあると述べる。中の一部は政府内部の刊行物で、機密資料も含まれていることから「著者がどの身分で中国政府の機密文書を確保できたのか気になる」と付け加えた。

 ケイラー氏は本の中に「本シリーズの背後には、明らかにすることができない人物がいる。中国には、厳格な国家保安法があり、違反した場合は死刑宣告を受けることになるからだ」と述べる。また、天安門鎮圧に参加した部隊名はすでに知られており、鎮圧当時の責任者が誰なのかもう秘密ではないため、より詳細な部分を世に明らかにするだけだと語る。

 RFIは「現在に出版された6冊の本は一部であり、現在多くの資料が翻訳されている。2017年に6冊を優先的に出版し、他の11冊をすぐ出版する予定」と報じ、「今回のアマゾンに掲載した新刊は、1959年チベット民衆抗争の1級秘密である中共軍の鎮圧内容が含まれており、次は1979年に中越戦争に関連する機密文書が公開されるだろう」と予告した。

 

(翻訳編集・齊潤)