トランプ米大統領、首席補佐官にメドウズ氏ら複数検討=関係筋

2018/12/11
更新: 2018/12/11

[ワシントン 10日 ロイター] – トランプ米大統領が、近く退任するケリー大統領首席補佐官の後任に、マーク・メドウズ共和党下院議員、2016年大統領選のトランプ陣営元幹部、デビッド・ボッシー氏、ニュージャージー州元知事のクリス・クリスティー氏を検討していることが、事情に詳しい関係筋の話で明らかになった。

別の関係筋は、米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表も候補として名前が挙がっていると述べた。

トランプ大統領は前週末に、ケリー氏が年末までに退任すると発表。両氏は繰り返し衝突していた。

後任にはペンス副大統領の首席補佐官、ニック・エアーズ氏が有力視されていたが、 同氏は間もなくホワイトハウスを去ると明らかにしている。[nL3N1YF00V]

ホワイトハウスの当局者は、トランプ氏が4人の候補者を後任に検討していると述べたが、名前は明らかにしなかった。

これまでにはムニューシン財務長官の名前も取り沙汰されたが、ムニューシン氏に近い関係者によると、財務長官の職にとどまった方が政権に貢献できると同氏は考えているという。

マルバニー行政管理予算局長に近い関係筋も、同氏はもはや首席補佐官就任に関心がないと明らかにした。

後任の選定に詳しい当局者は「ライトハイザー氏については、通商協議のかじ取りを任せられるというのが支持する根拠となっている」と指摘。「メドウズ氏を支持する根拠は、(トランプ氏が)2020年(大統領選)に向けて政治ストラテジストを必要としているということで、メドウズ氏がまさにそうだ」と述べた。

メドウズ氏はFOXニュースチャンネルのインタビューで、エアーズ氏が辞退した後にトランプ大統領と会話していないことを明らかにした。その上で、首席報道官を務めることは名誉であり、「少なくとも大統領と協議できることを望む」と述べた。

トランプ大統領は年末までに後任について決断を下す見通し。

*内容を追加しました。

12月10日、トランプ米大統領(写真左)が、近く退任するケリー大統領首席補佐官(同右)の後任に、マーク・メドウズ共和党下院議員、2016年大統領選のトランプ陣営元幹部、デビッド・ボッシー氏、ニュージャージー州元知事のクリス・クリスティー氏を検討していることが、事情に詳しい関係筋の話で明らかになった。ホワイトハウスで10月撮影(2018年 ロイター/Jonathan Ernst)

12月10日、トランプ米大統領(写真左)が、近く退任するケリー大統領首席補佐官(同右)の後任に、マーク・メドウズ共和党下院議員、2016年大統領選のトランプ陣営元幹部、デビッド・ボッシー氏、ニュージャージー州元知事のクリス・クリスティー氏を検討していることが、事情に詳しい関係筋の話で明らかになった。ホワイトハウスで10月撮影(2018年 ロイター/Jonathan Ernst)

12月10日、トランプ米大統領(写真左)が、近く退任するケリー大統領首席補佐官(同右)の後任に、マーク・メドウズ共和党下院議員、2016年大統領選のトランプ陣営元幹部、デビッド・ボッシー氏、ニュージャージー州元知事のクリス・クリスティー氏を検討していることが、事情に詳しい関係筋の話で明らかになった。ホワイトハウスで10月撮影(2018年 ロイター/Jonathan Ernst)
Reuters
関連特集: 国際