EU、中国製電動自転車に輸入関税適用=関係筋

2018/12/19
更新: 2018/12/19

[ブリュッセル 18日 ロイター] – 欧州連合(EU)筋によると、EU加盟国政府は18日、中国製の電動自転車に対して反ダンピング(不当廉売)関税と相殺関税を適用することを決定した。

欧州委員会は、中国製のすべての電動自転車に対して、18.8─79.3%の関税を適用する最終案を提示していた。

EUは米国とは異なり、中国との貿易戦争には突入していないが、ソーラーパネル、鉄鋼製品など様々な中国製品に輸入関税を適用している。中国政府はEUの措置に強く反発している。

中国製の電動自転車については、すでに今年7月に暫定的に関税が適用されている。

今回決まった最終的な関税措置は、通常5年間継続する。

中国に工場がある台湾の自転車大手、巨大機械工業(ジャイアント)<9921.TW>の製品には24.8%の関税を課す。

欧州委によると、中国製電動自転車のEU向け輸出は、2014年から2017年9月にかけて3倍以上に増加した。市場シェアは35%に上昇、平均価格は11%下がっている。

Reuters
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