[ソウル 20日 ロイター] – 韓国国防省は20日、来年の米国との定例の合同軍事演習について、演習「フォールイーグル」を含めて縮小する可能性を協議していると明らかにした。コンピューターシミュレーションを利用した指揮所演習は2回実施する方針を示した。
北朝鮮との外交関係強化への取り組みの一環として、大規模演習の規模縮小を目指す。
マティス米国防長官は先月、「フォールイーグル」について、来年は範囲を縮小して、北朝鮮との外交関係に悪影響が及ばないようにする考えを表明した。[nL4N1XW4PL]
韓国国防省は20日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領に計画を示した。
国防省は声明で「合同野外演習は規模を調整し、通年実施する」と説明した。夏季の大規模演習「乙支フリーダムガーディアン」にも影響が及ぶ見通し。
シンクタンク「アジアン・インスティチュート・フォ-・ポリシー・スタディーズ」のシニアフェロー、Shin Beom-chul氏は「夏までに進展がなければ、米国は国内で大きな圧力に直面し、『乙支フリーダムガーディアン』を再開しようとする可能性がある」との見方を示した。