原油先物が1%高に、米国がベネズエラの原油輸出に制裁示唆

2019/01/25
更新: 2019/01/25

[シドニー/シンガポール 25日 ロイター] – アジア時間の原油価格は小幅下落した後に反発、1%高となった。米国政府が24日、ベネズエラの原油輸出に制裁を科す可能性を示唆。同国からの輸出減少への懸念が背景となっている。

0227GMT(日本時間午前11時27分)時点で、北海ブレント先物<LCOc1>は61セント(1%)高の1バレル=61.70ドル。

米WTI原油先物<CLc1>は63セント(1.2%)高の53.76ドル。

ただファンダメンタルズからみれば、米国の増産などにより世界の原油供給は引き続き潤沢だ。同国の原油生産は昨年、日量200万バレル以上増え、過去最高の日量1190万バレルとなった。

米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)の週間石油在庫統計によると、18日までの週に原油在庫は約800万バレル増加。ロイターがまとめたアナリストの予想では4万2000バレル減少するとみられていた。[nZONQOHU03]

*内容を追加しました。

Reuters
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