[東京 22日 ロイター] – 麻生太郎財務相は22日の閣議後会見で、トランプ米大統領による北朝鮮の非核化を急がないとの発言に関し、正式なコメントは控えつつ「現実的な対応をしているのではないか」との見解を示した。
麻生氏は日本の対北朝鮮政策の最重要事項は「拉致・核・ミサイル」だが、「核保有国が核を廃棄した例はあるだろうか」と投げかけた。米国のポンペオ国務長官が現実的な交渉を進めている可能性があるとの見方を示した。
日米通商交渉で為替が議題となる可能性について、トランプ大統領と安倍晋三首相の最初の首脳会談以降、「大統領から為替の話は聞いたことがない」とコメント。米通商代表部(USTR)が交渉項目に為替を挙げているが、「USTRは米議会に所属しているので議会から要望が出るのは当然」と述べた。
(竹本能文※)
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