米国とイスラエルによるイランへの攻撃が続くなか、イラン側も激しく抵抗し反撃を行っている。こうした状況の中、複数の米メディアは、イランの背後で米国やイスラエルに対する報復攻撃を支援しているのは「ロシアの情報機関」であり、さらに中国共産党(中共)の関与の可能性もあると報じている。
関係者によると、ロシアとイランは緊密な関係を築いており、今回の中東での戦争においてロシアはイランに対し、衛星画像を含むさまざまな情報を提供しているという。具体的には、中東地域に展開する米軍の部隊、艦艇、航空機の位置や動向などに関する情報が含まれているとされる。
これらの情報の正確性や即時性、提供頻度については明らかになっていない。また、ロシアがその見返りとして何を得ているのかも不明である。ロシアのプーチン大統領は、トランプ米大統領に対し、イランに情報を漏洩した事実はないと否定している。
ロシアに加え、中共もイランへの支援を行っている可能性があると見られている。
近年、中共とイランはエネルギーや経済・貿易分野で比較的緊密な関係を維持しており、2021年には25年間にわたる包括的協力協定を締結している。
イラン戦争勃発後、中共側の姿勢は当初の「状況を注視する態度」から「米国とイスラエルの行動は受け入れられない」とする批判へとシフトした。
ある研究者は、大紀元に対し、中共は「実行可能とみなされる複数のルート」を通じてイランに支援を提供しているとみられると指摘した。こうした疑惑について、中共は否定し続けている。
ただし、ロシアによるウクライナ侵攻をめぐっても、中共がロシアに武器や技術を秘密裏に提供していたと欧米に指摘された際、同様に否定していた経緯がある。
米上院情報委員会のトム・コットン委員長は、「現時点では中ロがイランを支援しているとの報道を確認できない」と述べつつ「もし事実であれば、中共とロシアは火遊びをしていることになる」と語気を強めて述べた。
さらに、米欧州軍司令官でNATO欧州連合軍最高司令官を務めるアレクサス・グリンケビッチ将軍も「米軍を攻撃するイランを支援するいかなる行為にも、米国は強力に対応する」と強調した。
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