米、F35計画からトルコ除外へ S400導入警戒=国防長官代行

2019/06/08
更新: 2019/06/08

[ワシントン/イスタンブール 7日 ロイター] – シャナハン米国防長官代行は7日、ロシア製の地対空ミサイルシステム「S400」を導入する方針のトルコに対し、トルコと北大西洋条約機構(NATO)の関係に亀裂が走りかねないと警告した上で、米国の最新鋭ステルス戦闘機「F35」関連計画からトルコを除外する方針を表明した。

長官代行はトルコ側に宛てた書簡の中で、当初年内に予定していた34人のトルコ人パイロットを対象としたF35の訓練を取りやめるとした上で、「トルコに対するF35の技能修練要件はなくなった」と述べた。同時にトルコはまだS400に関する方針を変更できるとして導入見送りを促した。

トルコリラは対ドル<TRYTOM=D3> <TRY=>で一時1.5%値下がりした。

Reuters
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