露製S400第1弾の搬入完了、第2弾も計画中=トルコ軍当局

2019/07/26
更新: 2019/07/26

[アンカラ 25日 ロイター] – トルコ軍の複数の当局者は25日、ロシアが防空システム「S400」の第1弾のトルコへの搬入作業を完了し、現在第2弾を計画中だと明らかにした。

北大西洋条約機構(NATO)加盟国であるトルコが今月、ロシアからS400の受け入れを開始したため、米政府は安全保障上の懸念を理由に最新鋭ステルス戦闘機F35の開発計画へのトルコの関与を停止させ、制裁発動も示唆した。ただトルコ側は制裁の警告を無視している。

トルコ軍当局者の話では、S400第1弾の正確な配備場所はまだ結論が出ていないという。

複数のトルコ軍当局者は、同国政府は米国の態度が変わると見込んでいると述べた。1人の当局者は「戦略的なパートナーとして、米国が現在の姿勢を改めると期待するのはわれわれの最も当然の権利だ。F35計画(へのトルコの参加)は凍結されたが、はっきり計画から排除されたり、完全に打ち切られたわけではない」との見方を示した。

複数の当局者は25日、米国とトルコがこの問題で協議を続けていると明らかにした。

Reuters
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