サウジなどOPEC主要国、さらなる減産拡大を検討=関係筋

2020/02/29
更新: 2020/02/29

[ロンドン 28日 ロイター] – 石油輸出国機構(OPEC)の主要加盟国が従来の減産枠を拡大を検討していることが、関係筋4人の話で分かった。新型コロナウイルスへの懸念を受け、原油価格は1バレル=50ドルに値下がりしている。

OPEC最大の産油国サウジアラビアなどが今年第2・四半期に日量100万バレルの減産拡大を検討しているという。これまでは60万バレルの減産拡大が提案されている。

原油価格<LOCc1>は需要減退や経済成長鈍化の見通しを背景に、年初来から約25%下落している。

OPEC加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は日量170万バレルの協調減産を今年3月末まで実施している。今後の対応について、3月5─6日にウィーンで協議する。

Reuters
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