米上院委、バイデン氏息子巡る調査で1─2カ月中の中間報告目指す

2020/03/05
更新: 2020/03/05

[ワシントン 4日 ロイター] – 米上院国土安全保障・政府活動委員会のロン・ジョンソン委員長(共和党)は4日、ジョー・バイデン前米副大統領の息子ハンター氏とウクライナのガス会社ブリスマとの関係を巡る調査の次のステップを明らかにした。

ジョンソン氏は記者団に対し、ブリスマの取締役だったハンター氏を巡る調査で1、2カ月中の中間報告公表を目指す考えを示した。

11月の米大統領選に向けた民主党の候補指名争いは、ヤマ場となった3日の「スーパーチューズデー」でバイデン前副大統領がサンダース上院議員を抑えて優勢となり、再び最有力候補に躍り出た。

ジョンソン氏は「ジョー・バイデンは十分に答えていない問いがある。私が民主党の予備選有権者だったら、最終票を投じる前にその質問に満足のいく答えを聞きたいと思うだろう」と述べた。

バイデン氏が副大統領を務めていた時期にハンター氏がブリスマの取締役だったことについて、トランプ大統領や共和党議員らは利益相反に当たると非難しているが、それを裏付ける証拠は示していない。

ジョンソン氏は、元ウクライナ外交官に文書提出と聴取を求める召喚状について、委員会の採決を来週行う方針だと明らかにした。この元外交官はロビー団体「ブルー・スター・ストラテジーズ」のコンサルタントでもあり、ジョンソン氏はブルー・スターが米国務省に入り込む目的でハンター氏を利用しようとしたと主張している。

Reuters
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