国連、COP26準備会合を中止 新型ウイルスで4月末まで

2020/03/09
更新: 2020/03/09

[ワシントン 6日 ロイター] – 国連は、11月に英グラスゴーで開く気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)に向け、3月6日から4月末までにドイツのボンなどで開かれる準備会合を、新型コロナウイルス感染拡大を理由に中止した。

気候変動枠組み条約(UNFCCC)のパトリシア・エスピノサ事務局長が6日、声明で明らかにした。

11月のCOP26は、温室効果ガス削減を求める「パリ協定」の2015年の締結後で最も重要な気候変動関連の会議となる。

国連のグテレス事務総長はCOP26に関連した会合で「新型ウイルスの感染拡大で多くの会議が延期されたことにより、われわれの仕事はより困難になった」とした上で、こうした状況下でも気候変動問題への取り組みをおろそかにしてはならないと強調した。

気候変動関連のシンクタンク、E3Gの政策顧問、ジェニファー・トルマン氏は、3月にボンで予定した会議は非常に技術的な内容であるためビデオ会議で済ませることが容易としたが、6月1―11日に同じくボンで開催されるはずの会議はずっと重要性が高く、中止されれば影響は大きいとの見方を示した。

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Reuters
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