米3M、N95マスクの不正販売で販売業者5社を訴え

2020/05/02
更新: 2020/05/02

[1日 ロイター] – 米複合企業スリーエム(3M)<MMM.N>は1日、同社製の高機能マスク「N95」を保有していないにもかかわらず、数十億枚を政府当局者に不正に販売しようとしたとして、販売業者5社を訴えた。

3Mによると、販売業者はフロリダ州、ウィスコンシン州、インディアナ州の当局者に対し、高値での販売を試みたという。また、これらの販売業者と3Mとは関係がないとした。

N95は浮遊粒子の95%をカットすることが可能で、新型コロナウイルス感染症の治療に当たる医療関係者などに使われている。

3Mは、損害賠償金は新型コロナ関連の非営利団体に寄付するとした。3Mは4月に合計10件の詐欺関連の訴訟を起こしている。

Reuters
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