米副大統領の報道官、新型コロナに感染

2020/05/09
更新: 2020/05/09

[ワシントン 8日 ロイター] – ペンス米副大統領の報道官が新型コロナウイルスに感染したことが8日、明らかになった。前日にはトランプ大統領の身の回りの世話をするスタッフの感染も明らかになっており、ホワイトハウス内でのウイルス感染拡大が懸念される。

トランプ大統領によると、感染が確認されたのは副大統領報道官を務めるケイティ・ミラー氏で、トランプ大統領の顧問(移民政策担当)のスティーブン・ミラー氏の妻でもある。

トランプ大統領は、自身はミラー氏と接触がなかったとしつつも、ペンス副大統領は接触していたとし、「マイク(ペンス副大統領)は検査を受け、陰性だったと理解している」と語った。

ホワイトハウスのマクナニー報道官は、正副大統領を守るために「全ての予防措置を取っている」と強調。トランプ、ペンス両氏はともに毎日コロナ検査受けている。

また、トランプ大統領はFOXニュースに対し、近く抗体検査を受けたいとの考えを示した。

ペンス副大統領はこの日、アイオワ州訪問を予定していたものの、スタッフの感染が明らかになったことを受け、副大統領専用機(エアフォースツー)の出発は1時間以上遅延した。ミラー氏と接触があった可能性のあるスタッフを同機から降ろしたという。

トランプ大統領はこの日、自身の世話係が新型コロナに感染したことを受け、ホワイトハウスの一部スタッフがマスク着用を開始したと明らかにした。

前日にはホワイトハウスで大統領らの身の回りの世話をする軍所属のスタッフが新型コロナに感染したことが判明し、トランプ大統領とペンス副大統領は新型コロナの検査を改めて受け、陰性の結果が出た。

政府の新型コロナ対策チームの指揮に当たるペンス副大統領は先月、ミネソタ州の病院に視察した際、新型コロナ検査を頻繁に受けていることを理由にマスクを着用しなかったことで批判を浴びた経緯がある。

*内容を追加します。

 

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Reuters
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