米NY州、介護施設での新型コロナウイルス対策を強化

2020/05/11
更新: 2020/05/11

[10日 ロイター] – 米ニューヨーク州は10日、高齢者施設などでの新型コロナウイルス対策強化を発表した。

クオモ知事によると、介護施設の職員全員に週2回の新型コロナ検査を義務付けたほか、病院に対して新型コロナ患者は検査で陰性となるまで施設に引き渡すことを禁止する。

クオモ知事は、州内にには充分な病床があるとし、介護施設が快復途上の患者に適切な処置を提供できない場合は、州で引き受けると指摘。施設での院内感染予防が必要との認識を示した。

ニューヨーク州は全米で最も感染被害が深刻だが、死者や入院患者は減少傾向にある。保健当局のデータによると、州内の介護施設で3月1日以降、新型コロナ感染または感染の疑いで5400人が死亡している。これは州内の死者数の20%に相当する。

Reuters
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