中国は「司法の独立」理解せず、カナダ首相が苦言

2020/05/22
更新: 2020/05/22

[オタワ 21日 ロイター] – カナダのトルドー首相は21日、中国はカナダの司法制度が独立していることを理解していないようだとして、中国側に苦言を呈した。

トルドー氏は会見で「カナダの司法制度は独立しており、運用に当たって政治家は介入しない」とした上で「中国の司法制度は(カナダと)同様ではないが、中国はカナダに司法の独立があるということを理解していないようだ」と語った。

カナダ当局は2018年、米当局の要請で中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]の孟晩舟副会長を逮捕したが、その後中国当局もカナダ人2人を拘束するなど、両国の対立は深まっている。カナダでは孟被告の身柄を米国へ引き渡すかどうかの審理が続いている。

トルドー氏は「中国が依然として孟被告の裁判における司法の独立とカナダ人2人の恣意的な拘束を関連付けていることは嘆かわしい」と述べた。

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Reuters
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