[7日 ロイター] – 日産自動車<7201.T>の前会長、カルロス・ゴーン被告が、逃亡を手助けした米国人容疑者の関連会社に、昨年86万2500ドルを送金していたことが米検察の裁判所提出文書で明らかになった。
東京地検はマイケル・テイラー容疑者と息子のピーター容疑者の身柄引き渡しを求めている。
マサチューセッツ州連邦地裁への提出文書によると、送金は昨年10月にパリの銀行口座から、54万ドルと32万2500ドルの2回に分けてピーター容疑者が共同で経営する会社の口座に送金された。
テイラー親子の弁護士は送金についてコメントを拒否している。
ゴーン被告は保釈中の昨年12月、プライベート・ジェットで不法出国しレバノンに入国した。レバノンと日本は犯罪人引き渡し条約を結んでいない。
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