大紀元時報

習近平が明かす中共と西側の本当の関係「生死をかけた闘争」

2021年04月02日 18時24分
北京の天安門広場にある「人民英雄紀念碑」を歩く習近平国家主席=2020年9月30日(NOEL CELIS/AFP via Getty Images)
北京の天安門広場にある「人民英雄紀念碑」を歩く習近平国家主席=2020年9月30日(NOEL CELIS/AFP via Getty Images)

米トランプ政権で大統領副補佐官(国家安全保障問題担当)を務めたマシュー・ポッティンガー(Matthew Pottinger)氏は、3月26日付のウォール・ストリート・ジャーナル紙の記事で、中国共産党(以下、中共)が資本主義国との関係を「生死をかけた闘争」と内部で定義していると述べた。

記事の中でポッティンガー氏は、中国の習近平国家主席が6年前に行った内部演説の一部を引用し、米国の多国籍企業が直面する中共の脅威を警告した。

記事によると、米企業は長年、希望的観測によって中国との容易なビジネス関係を築こうとしてきたが、中共は同じ考えをもっていない。中共は、米国をはじめとする民主主義諸国をイデオロギー闘争の敵とみなしている。中共にとって、これらの米多国籍企業は、米政府の政策に影響を与えるための駒に過ぎないという。

今年1月下旬、習氏は世界経済フォーラム(WEF)「ダボス・アジェンダ」対話会に出席したビジネス界の要人に、欧米政府による中国経済からの脱却の動きに抵抗するよう訴えた。また、米国の著名な企業家に手紙を送り、「中米経済・貿易協力の促進に積極的に取り組んでほしい」と伝えた。

しかし、中共は、その真の目的が米国を打ち負かし、最終的に社会主義の勝利と資本主義の滅亡を達成することであることを、ビジネス界の要人に伝えていない、とポッティンガー氏は語った。それを証明するために、習氏の秘密の内部演説を引用した。

「資本主義の滅亡と社会主義の勝利」

演説は、2013年1月5日の中共中央党校の開学式で、習氏が新たに選出された中共中央委員会委員と補欠委員に向けて行ったもので、中共中央委員会の機関誌「求是」2019年3月号に「中国の特色ある社会主義の堅持と発展に関するいくつかの問題」というタイトルで掲載された。

習氏は演説の中で、「わが党は常に共産主義の高尚な理想を堅持してきた」「党の最高の理想と究極の目標は共産主義を実現することだ」としながらも、「その実現には数世代、十数世代、あるいは数十世代かかるかもしれない」と述べた。

習氏はさらに、「資本主義が必ず滅亡し、社会主義が勝利するという史的唯物論の見解は今も古くない」とし、資本主義社会には強い自己規制能力があるため、中共は資本主義社会との長期的協力と全面的闘争に備え、中共の総合力を高めることに注力し、未来を勝ち取るための基礎を築く必要があると述べた。

「北京の汚い秘密」

実は、この演説は、2014年9月に中共中央委員会が発行した『第18回全国代表大会以降の厳選重要文書』に初めて掲載された。2019年に共産党機関誌「求是」に転載されたとき、ホワイトハウスの国家安全保障会議の目に留まった。ポッティンガー氏は記事の中で、習氏の演説が「北京の汚い秘密」を明かしたと述べた。

2013年、習氏は内部会議で「資本主義が必ず滅亡する」と言っていた。しかし、同年6月、訪米した習氏は当時のオバマ政権に対し、「中米関係には3つの核心的要素があり、1つは非衝突・非対決、2つ目は相互尊重、3つ目はウィンウィンの協力である」と語った。

マルクス・レーニン主義を信奉する中国共産党は長年にわたり、米国を中心とする西側民主主義諸国を脅威とみなし、敵対視してきた。しかし、この数十年、欧米は状況を見誤り、対中宥和政策を推進し、中国の急速な成長と発展を助けてきた。中国を「最大の脅威」と位置づけ、対中強硬外交を展開するトランプ政権になってから、状況は好転し始めた。

(翻訳編集・王君宜)

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