[ワシントン 9日 ロイター] – ブリンケン米国務長官は9日、サウジアラビアのファイサル外相と会談し、人権問題を巡る進展を改めて求めた。
国務省の声明によると、両者は地域の安全保障とともに、先月アラビア海で石油タンカー「マーサー・ストリート」が攻撃された件など、地域問題を協議した。また、安全保障面での協力強化やイエメン停戦に対するサウジの支援、およびイエメンの人道危機対策の必要性についても話し合われたという。
声明は、「ブリンケン長官は、人権問題を巡る進展が必要と強調した」とし、7月にサウジのハリド国防副大臣がワシントンでサリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)らと会談した際の声明の内容を繰り返した。
ただ、2018年に発生したサウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏殺害事件には言及しなかった。
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