大紀元時報

北京の動物園で客同士が殴り合い、園側の虚構声明が話題に「動物もケンカを真似した」

2021年8月11日 19時50分
中国・北京野生動物園では7日に来園客同士の殴り合い事件が発生した(スクリーンショット)
中国・北京野生動物園では7日に来園客同士の殴り合い事件が発生した(スクリーンショット)

中国・北京野生動物園では7日に来園客同士による殴り合いが発生した。園側は翌日、「夜になると、動物たちは人間のマネをした。現場では一時収拾がつかなくなるほど混乱した。動物たちもケンカは良くないことだと知った」との声明を出し、物議を醸した。

現場の様子を撮影した動画によると、もみ合いは二家族の間で起こっており、片方の家族メンバーらは、相手家族のメンバーの髪の毛を引っ張ったり、殴ったり、蹴ったりなどして激しくやりあっていた。中には赤ちゃんを抱きかかえながら参戦しているおばあさんの姿もあった。

翌日、北京野生動物園は中国SNS・ウェイボー(微博)の公式アカウントで声明を発表し、「入園客に良好な精神状態を保ち、安全に注意を払うよう」呼びかけた。

声明の最後に、「内部関係者によれば、殴り合い事件のあった場所の近くにいた動物たちは、人間同士の戦闘シーンを見たのは生まれて初めてだったため、深い印象を受けた。夜になると、一部の動物世帯は飼育施設内で次々と人間のマネをし出した。現場では一時収拾がつかなくなるほど混乱した。しかし飼育員による忍耐強い教育を受けた動物たちは、ケンカは良くないことだと知った。ケンカは本当に良くない」と書かれていた。

この声明はすぐさま注目を集め、物議を醸した。声明には3万5千件を超えるコメントが寄せられ、9万回近くシェアされている。

中国の公共福祉活動家である董広平氏は大紀元のインタビューの中で、「ニュース(声明)は虚構だ」と指摘した。

「中国では、他人が口にした小さな一言や、列に並ぶ時、混雑する時などのほんのちょっとしたことで大ゲンカになることは良くある」「北京の野生動物園で起きたケンカは、珍しいことでも何でもない」 と述べた。

董氏はさらに、中国人の素質の低さは中国共産党体制そのものに起因すると指摘した。

中国共産党政権下の非常に素質の低い指導者が、どうして人民に素質を高く持たせ、秩序を守らせることができるだろうか」

「これもすべて、中国共産党の独裁的な文化や、極度の利己的精神、悪いことをやりたい放題やっている役人がいることが原因だ。そこで、人民に高い素質と従順さを求めるのは、ありえないことだ」 と述べた。

 

(翻訳編集・李凌)

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