2018年4月10日、ワシントンで開かれた上院司法・商業委員会合同公聴会で証言するザッカーバーグ氏(Samira Bouaou/The Epoch Times)

米フェイスブック、ベトナム政府への批判的な投稿を検閲 

米ワシントン・ポストは25日、IT大手フェイスブックがベトナム政府の要請を受け、政府への批判的な投稿の検閲を強化し、実質的な管理権限を与えたと報じた。同紙は、3人の関係者らの証言として伝えた。

ワシントンポストによると、ベトナム政府は、フェイスブックが党指導部への批判的な投稿の検閲を強化しない場合、サービスを閉鎖すると警告した。フェイスブックは、ベトナムの巨大SNS市場での損失を恐れ、検閲を受け入れるとともに、実質的な管理権限を与えたという。

ベトナムでは1月、最高指導部を選ぶ5年に1度の共産党大会が開かれた。これに先立ち、フェイスブックのザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は「反国家的」な投稿の検閲を大幅に強化し、政府がプラットフォームをほぼ完全コントロールできるようにしたと、ワシントンポストは報じた。

ニュース専門放送局MNSBCによると、ザッカーバーグ氏がベトナム党指導部への批判的な投稿の検閲を受け入れてからの6カ月間、同内容の投稿は前6カ月に比べ、約3倍の割合でブロックされた。

フェイスブックをめぐっては、同社元社員が、摂食障害の子供や十代の若者をターゲットに悪影響を及ぼしていると内部告発した。元社員が証言した公聴会では、超党派で、SNSの運営企業が不適切な投稿を放置しても免責される通信品位法230条の撤廃や大幅改革を求めるなど、厳しい声が相次いだ。