2016年4月11日、広島で開催されたG7外相会合と平和記念公園訪問後の記者会見で、被団協の坪井直氏がコメントした(TOSHIFUMI KITAMURA/AFP via Getty Images)

被団協の坪井氏逝去 96歳 岸田首相投稿「想いを胸に前に進む」

日本原水爆被害者団体協議会(被団協)代表委員の坪井直(つぼい・すなお)氏が24日、不整脈のため広島市内の病院で亡くなった。96歳だった。訃報を受けて、岸田首相は「想いを胸に前に進む」とコメントを発表した。

坪井氏は広島工業専門学校在学中の20歳の時、爆心地から約1.2キロで被爆、全身に大やけどを負った。戦後は中学教諭、校長をへて被爆体験を伝えた。「ピカドン先生」の愛称で親しまれていた。

2000年から被団協の代表委員に就任。核拡散防止条約(NPT)再検討会議が開催されるニューヨークの国連本部前で核兵器廃絶を国内外に訴えた。2016年のバラク・オバマ大統領(当時)広島来訪時には、国際的な核廃絶に互いに努めようと意見を交わした。

坪井氏の訃報を受けて、岸田文雄首相はお悔やみの言葉をソーシャルメディアで投稿し、オバマ氏の広島来日時を振り返った。「坪井さんとは、核なき世界を目指して様々な場面でご協力いただいた」「坪井さんの想いを胸に刻み、前へ進む覚悟」としたためた。