2020年11月5日、抗議デモを行うBLM運動のメンバー(宋昇樺/大紀元)

BLM「再び流血を目にするぞ」私服警官の防犯部隊に反対 

反差別運動ブラック・ライブス・マター(BLM)のニューヨーク支部のリーダーたちは10日、エリック・アダムス次期市長が私服警官の防犯部隊を復活すれば、市内で暴力を含む抗議活動を行うと警告した。

アダムス氏との会談後、BLMのリーダー、ホーク・ニューサム氏らは「もしアダムス氏が昔の警察のやり方に戻るというのならば、我々は再び街頭に繰り出す。暴動や火事が起き、流血を目にするだろう。ゲシュタポのような部隊が、我々の仲間に危害を加えることは許さない」と、ニューヨーク・デイリー・ニュース紙の取材に強弁した。

BLMのチボナ氏は、アダムス氏が部隊を復活させた場合「街や役所を閉鎖して、彼に地獄を味あわせ、悪夢を見させてやる」と述べ、無法地帯を作る可能性をナショナル・レビュー誌に語った。

元ニューヨーク市警の警部であるアダムス氏は、市長選の期間中、市内で続くギャングや銃の暴力に対処するため、私服部隊を復活させると言及。「優れた犯罪対策チームがあれば、街の安全を確保することができる」と語った。

2020年、ジョージ・フロイド氏の死亡事件の抗議活動が広がるなか、ニューヨーク市警察(NYPD)は、凶悪犯罪や違法銃の取り締まりを行う私服警官の防犯部隊の解散を発表した。警察官が路上で疑わしいと判断した人物を呼び止め、身体検査をするストップ・アンド・フリスク(Stop-and-frisk)の際、有色人種が対象に絞られ、アフリカ系アメリカ人やマイノリティが不当に扱われたとの反発が高まったためだ。その後、銃犯罪や暴力犯罪が急増した。

アダムス氏は、BLMを支持すると主張するいっぽう、「黒人の命が本当に大切ならば、警察に対する偏見やコミュニティにおける暴力にも対処しなければならない」と述べ、次期市長としてすべてのニューヨーカーの声に耳を傾けるとコメントした。