防護服作業員がコーギー犬を撲殺 ロックダウンの上海

2022/04/11
更新: 2022/04/11

中共ウイルス(新型コロナ)の感染拡大を受けてロックダウンが続く上海市で、コーギー犬が白い防護服を着た作業員に撲殺される事件があった。厳格な「ゼロコロナ」政策に基づき飼い主が隔離された数分後の出来事だったという。

事件は6日、上海市浦東新区で起きた。近くに住む住民が撮影した動画には白い防護服を着た作業員が犬をスコップで数回殴り、ビニール袋にいれて持ち去る様子が映っていた。

犬の飼い主のネット上の投稿によると、中共ウイルスの感染により隔離施設に移動するよう求められたため、コミュニティの居民委員会に犬を預かってもらえないか頼んだが拒否された。自宅のマンションにも立ち入ることが禁止されたため、仕方なく路上に放したという。

「コーギーは野良犬になっても飢え死にすることはないだろうと思った。でも私たちが去った後、すぐに殺されてしまった。驚いている」

地域委員会のスタッフは事件を受け「飼い主が新型コロナウイルスに感染しているため、ペットの犬が(ウイルスを)感染させるのではないかと心配した」と釈明。その上で「スタッフは自分の行動をよく考えるべきだった。飼い主と連絡を取り、補償金を支払うつもりだ」と述べた。

上海では3月28日から東西に分けて段階的にロックダウンを開始した。厳しい隔離措置などを実施する中国共産党の「ゼロコロナ」政策のもと、ペットはおろか、住民らは自分たちの食事を買うことさえできていない。

こうした「ゼロコロナ」政策で犠牲となったペットはこれが初めてではない。

2021年11月12日には江西省で飼い主が検疫ホテルへの移動した際、ペットのコーギー犬が白い防護服を着た作業員2人に殺害された。

2021年3月2日、広東省では飼い主が検疫所に連行された後、防護服を着た男2人が家に侵入。3歳のサモエド犬を殺害する様子が家の防犯カメラに映っていた。

米国をはじめ国際関係担当。