【ニュースレターが届かない場合】無料会員の方でニュースレターが届いていないというケースが一部で発生しております。
届いていない方は、ニュースレター配信の再登録を致しますので、お手数ですがこちらのリンクからご連絡ください。

中国の結婚登録者数 45年ぶりの低水準に

2025/02/12
更新: 2025/02/12

最新のデータによると、中国の結婚登録者数が45年ぶりの新たな低水準を記録した。専門家は、現在の中国の若者が大きな経済的プレッシャーに直面しているため、結婚をためらっていると指摘している。

中共民政部が発表した2024年第4四半期の民政統計によると、中国人の結婚意欲は継続的に低下している。2024年の全国の結婚登録件数は610.6万組で、2023年の768万組から157.4万組減少し、前年比20.5%減となり、45年ぶりの最低記録を記録した。同時に、離婚登録数は262.1万組に達し、前年より2.8万組増加し、増加率は約1.1%となった。

専門家の分析によると、現在の若者は経済的プレッシャーや内部競争の激化に直面し、結婚を躊躇している。高額な住宅価格や結婚費用、結納金の文化が影響し、多くの若者が結婚を延期または断念している。

中国メディアの編集長である艾時誠氏は次のように述べた。
「中国の80%から90%の人々は下層社会、つまり一般階層であり、大きな生活や生存のプレッシャーに直面している。特権階級や中産階級を合わせても10%を超えず、少なくとも13億人が生活や生存のプレッシャーに直面している。特に若者は、住宅購入や結納金、結婚のプレッシャーを抱え、年上の既婚者の理想的ではない生活を見て結婚を避けている」

民主活動家の劉飛龍氏は次のように述べている。

「短期的には、この傾向を逆転させるのは難しいだろう。政府が経済問題を本当に解決し、住宅保障、雇用機会、社会福祉を提供できなければ、若者の生存不安はさらに悪化し、結婚率と出生率は低下し続けるだろう」

経済的要因に加え、社会的価値観の変化も重要だ。多くの若者は独身生活が自由であると考え、個人の成長やキャリア開発に重点を置いている。