ゴールデンウィーク初日(5月1日)、中国広西省・南寧市にある南寧市動物園で、同園の「稼ぎ頭」の名物ゴリラが「事件」を起こした。
演目中の観客に石を投げて、流血のけがをさせたのだ。
当時の様子映像には、演技中に石を手に取り、観客に向かって豪快に投げた黒いゴリラの姿があった。
この突然の「襲撃」に歓声を上げていた数百人の観客は一斉に後退したが、運悪くその石が当たった女性の観客は脚を負傷し救急車で搬送される事態となった。女性は、病院で応急処置を受けた後、ホテルに戻って安静にしているとのこと。
(「投石事件」当時の様子)
そのゴリラは、観客に向けてふんや、草の塊、泥、石、水などなんでも投げつけることで有名な「問題児」である。名前も「投げる」という意味の中国語「丟」の字が入った、「ディウナシン(丟那猩)」だ。
ディウちゃんは、過去に様々なものを投げて観客をノックアウトしてきたが、最近では「投げる相手は恋人候補だけ」と「繡球」と呼ばれる布製のボールにシフトチェンジし、「ついに更生か!?」と話題になった矢先、また凶器の「石」を投げて負傷者を出す始末だった。
「事件」はすぐさまSNSで拡散され、「あいつ、またやらかしたのか」「やつにお灸を据えるときが来たのかもな!?」といった「愉快」な声が多く寄せられた。
いっぽう、動物園側は「罰は与えません、性格を尊重します」とコメント。「なぜ場内に石があったのか」の件については「調査中」と言う。
(「勤務中」に観客に草や泥の塊を投げるディウちゃん)
(観客に繡球と呼ばれる布製のボールを投げるディウちゃん)
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