添加物まみれの野菜、発がん性油…中国の庶民は『命がけの食事』を強いられている。
「明らかに毒なのに、誰も止めようとしない」――ネット発の食品安全運動が中国全土で共鳴を呼んだ。
有害添加物や違法農薬の使用が蔓延し、「毒入り食品」の内部告発が続出するなかで、各地で今、食品の安全を求める市民の声が高まりを見せている。なかでも、ネット配信者らによる「食品安全連盟」が支持を集めており、「有害な添加物や防腐剤に対する厳しい取り締まり」を呼び掛ける声とともに、遺伝子組換え食品や「事前調理済み食材(予製菜)」の学校導入に反対する声が広がっている。
河北省の市民・馬氏は、こうした現状に強い危機感を抱き、「中国人のほとんどが、何らかの病を抱え、油も肉も、野菜も果物も、全部薬漬けです。そうと分かっていながら、誰も止めない。むしろ奨励している」と嘆く。
発がん性物質まみれの油、熟成促進剤漬けのトマト、発芽防止薬漬けされたジャガイモ、3か月経っても腐らない工業用ワックスを塗られたりんご、10年経っても腐らない防腐剤漬けの肉、ホルモン剤まみれの牛乳…

今や毒にまみれた中国の食卓。「自分が食べなければ関係ない」と目を背けてきた代償は、いまや国民全体の健康を蝕んでいる。
国を動かすべき責任者たちは、果たしてどこを見ているのか? このまま無関心が続けば、中国だけでなく、中国食品を使う日本をはじめとする外国にもその被害が拡大しつづけるだろう。

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