28日、小泉進次郎農林水産相は2021年産の備蓄米の店頭価格は5キロ1800円程度になるとの見通しを示した。また、コメ価格高騰などをめぐり、立憲民主党の野田佳彦代表、国民民主党の玉木雄一郎代表、日本維新の会の前原誠司共同代表と論戦を交わした。
野党側は、農家の所得補償や国内生産維持のための抜本的な政策転換を求めており、今後も与野党間で議論が続く見通しだ。
備蓄米の売り渡しは大手小売業者を中心に、26日に先着順で申請を受け付けていたが、申請が殺到したことで、27日一時休止した。
小泉農相は27日の記者会見で、備蓄米の放出にかかる随意契約の申込み状況について、「午前9時時点で19社から計9万824トンの申込みがあった」と発表しており、これは政府が放出を予定している備蓄米のおよそ3割の量に該当する。
小泉氏は30日に備蓄米売り渡しの受け付け再開を目指す方針を明らかにしており、中小の小売店も含め、幅広い売り渡し先を確保することで備蓄米を行き渡らせたい考えだ。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。