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東京都23区CPI 5月は3.6%上昇 食品やエネルギー価格の上昇が影響

2025/05/30
更新: 2025/05/30

 

東京都23区では5月の消費者物価指数(CPI・2020年=100)が、生鮮食品を除く総合指数で110.5となり、前年同月比で3.6%上昇した。上昇率が3%台となるのは2か月連続。食品やエネルギー価格の高騰が主な要因とみられた。

品目別では、生鮮食品を除く食料が6.9%の上昇となり、5か月連続で上昇幅が拡大した。特にコメ類は93.7%と大幅に上昇。外食関連では、すしが8.3%、おにぎりが16.9%それぞれ上昇した。

また、原材料費の高騰の影響を受けて、チョコレートは28.0%、コーヒー豆 は21.1%の上昇と目立った。一方、生鮮野菜は3.5%下落。天候不順による不作が落ち着き、供給が改善したことが背景だという。

エネルギー関連では、全体で8.7%の上昇し、電気代が10.8%、都市ガス代が6.6%それぞれ上昇した。政府による電気・ガス代補助終了が価格上昇に影響したと考えられ、この物価上昇が家計にとって負担となる一方、賃上げなどとのバランスが今後の焦点となる。

 

清川茜
エポックタイムズ記者。経済、金融と社会問題について執筆している。大学では日本語と経営学を専攻。