6月3日に、中国の文化旅遊部が発表した統計によると、今年の端午節(たんごせつ)に伴う3連休中(5月31日~6月2日)の国内旅行者数が概算値で延べ1億1900万人に上った。旅行者数は前年比5.9%の増加となったものの、一人あたりの消費額は減少し、一人あたりの平均消費額は、前年の366.82元から2.1%減って359.1元(約7千円)だった。
背景にあるのは、長引く経済の停滞と先行き不透明な雇用・収入状況だ。不動産市場の危機が尾を引く中、米中貿易摩擦の激化も先行きへの不安材料となっており、消費者心理には根強い慎重さが在る。観光地に活気が戻っても、財布のひもは締まったままという状況が続いている。
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