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中共空母「山東」戦闘機が海自哨戒機に異常接近 駐日中共大使に「深刻な懸念」表明

2025/06/12
更新: 2025/06/12

防衛省は、中国共産党(中共)軍の戦闘機が海上自衛隊の航空機に対して約45メートルの距離で追従するなど、「異常接近を行った」と発表した。

防衛省によると、今月7日と8日、日本周辺の太平洋の上空で警戒監視していた海上自衛隊のP3C哨戒機に対し、中共軍の空母「山東」から発進したJ15戦闘機が追従した。J15戦闘機は左翼の下にミサイルとみられるものを搭載していた。

ミサイルのようなものを搭載した中共軍機J-15(防衛省提供)

中共軍機は、7日には約40分間、8日には約80分間にわたり追従し、約45メートルまで急接近した。

8日には、哨戒機の針路前方約900メートル前方を横切り、「数秒で接触しかねない」とされる危険な行動もとった。

自衛隊機及び隊員への被害はないとされる。

林芳正官房長官は12日の記者会見で、外務省の船越事務次官から中共の呉江浩駐日大使に対し、深刻な懸念を表明し再発防止を厳重に申し入れたと明らかにした。

中谷元防衛相は12日の衆院安全保障委員会で、中共軍の異常接近について「偶発的な衝突を誘発する可能性があり、深刻な懸念を表明し、再発防止を厳重に申し入れた」と語った。その上で、「防衛省・自衛隊として警戒監視活動に万全を期す」と表明した。

エポックタイムズ記者。日本の外交をはじめ、国内外の時事問題を中心に執筆しています。