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レウォトビ火山が大規模噴火 噴煙1万9000メートルに到達 インドネシア東部

2025/07/07
更新: 2025/07/07

インドネシア東部フローレス島に位置するレウォトビ・ラキラキ火山が、現地時間2025年7月7日午前11時5分(日本時間同日12時5分)ごろ、大規模な噴火を起こした。インドネシア地質庁およびオーストラリア・ダーウィンの航空路火山灰情報センター(VAAC)によると、噴煙は火山の山頂から約1万9000メートルにまで達したと観測されている。

火山灰は周辺の村落にも降り注いでおり、地元当局は住民に対し、火山から半径6キロメートル以内への立ち入りを禁止し、マスクの着用など健康被害への注意を呼びかけている。現時点で人的被害や大きな物的被害は報告されていない。

レウォトビ・ラキラキ火山は、標高1584メートルの双子峰を持つ活火山で、昨年11月や今年3月、6月にも大規模な噴火を繰り返している。特に2024年11月の噴火では10人が死亡し、1万人以上が避難を余儀なくされた。

今回の噴火による航空便への影響は現時点で報告されていないが、過去の噴火ではバリ島を含む周辺空港で多数の便が欠航となった経緯がある。火山灰の拡散状況次第では、今後の交通や住民生活への影響も懸念される。

インドネシアは「環太平洋火山帯(リング・オブ・ファイア)」に位置しており、火山活動が非常に活発な地域である。地元当局や気象機関は引き続き警戒を呼びかけており、今後の火山活動や気象状況によっては、土石流(ラハール)など二次災害への警戒も必要とされている。

大紀元エポックタイムズジャパンの速報記者。主に軍事・防衛、安全保障関係を担当。その他、政治・経済・社会など幅広く執筆。