米大手資産運用会社ブラックストーンは24日、2025年4〜6月期(第2四半期)の決算を発表した。純利益は前年同期比72%増の7億6,424万ドルとなり、売上高も約33%増となる37億1,190万ドルを記録した。
この四半期は、世界的な市場の変動や経済不安が続く中での好業績だった。ブラックストーンは市場の不確実性を受けても、資産家や機関投資家からの資金流入が継続していることを強調している。運用資産残高は1.2兆ドル超となり、特にプライベートクレジット(民間の貸付事業)やインフラ投資が収益増の主な要因になった。
利益の増加について、同社は手数料収入の拡大を背景としている。手数料関連収益が大きく成長し、継続的な事業展開が好調だったとみられる。1株あたり利益(EPS)は0.98ドルとなり、前年同期の0.58ドルから大幅に上昇した。
この結果を受け、ブラックストーンは四半期配当も引き上げた。従来より0.20ドル多い1.03ドルの配当額となっている。
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