【ニュースレターが届かない場合】無料会員の方でニュースレターが届いていないというケースが一部で発生しております。
届いていない方は、ニュースレター配信の再登録を致しますので、お手数ですがこちらのリンクからご連絡ください。
中国 禁煙エリアで火をつけた男性の運命は?

中国の海洋館でまさかの光景 ルール無視の喫煙男に白イルカが「制裁のひと噴き」

2025/12/12
更新: 2025/12/12

「運命の日」館内の人混みの中、黒い上着の男性が突然タバコを取り出し、堂々と火をつけ吸い始めた。そこへ青い上着の女性職員が慌てて駆け寄り、館内が禁煙だと説明したが、男性は聞く耳を持たず、「いや、これ、ちがうんだ…」と苦しい弁解を始めていた。

そのときだった。
背後の水槽の水面から白イルカが顔をぬっと出してきた。次の瞬間、狙い済ましたかのように男性に水を吹き出し完璧な一撃を浴びせた。

 

(左)正義の一撃、(右)「任務完了」後に満足げな表情を浮かべるシロイルカ(映像よりスクリーンショット)

 

男性は頭から靴先まで見事にずぶ濡れになり、タバコも一瞬で消えた。
言葉よりも雄弁な「正義の制裁」だった。

当の男性は、何が起きたのかまったく呑み込めない表情のまま、ただその場に立ち尽くしていた。一方で、周囲の来館者たちは突然の水しぶきに「うわっ!」と跳ね上がるようにのけぞり、一瞬で四方へ散って避難。結果として、濡れ役に選ばれたのは男性ひとりだけだった。

一方の白イルカは、自分の「精密消火ミッション」が成功したのがうれしかったのか、水槽の中でひと声鳴いて満足げであった。

 

(左)正義の一撃、(右)現実が理解できず固まる男性(映像よりスクリーンショット)

 

その一部始終を撮った来館者は「うわ、すごすぎる!」と叫び、動画は一気に拡散。ネット民からは賞賛と皮肉が次々と集まった。

「この消火技術、人間より正確」「禁煙大使に任命すべき」「白イルカ:違反者のみ100%命中。他の客には誤射ゼロ」「正義の水が直撃する瞬間、見事すぎて笑った」

この正義の子は、いまやネットでは「消火イルカ」の名で呼ばれ、海洋館あてに「あの子にご褒美をたくさんやってね」という声が殺到しているという。

 

(海洋館で上映された『正義の一撃』2025年12月、大連)

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!