中国でシャオミEVが炎上。洗車中に自然発火か。企業は直前まで電池に異常はなかったと説明。「それではなぜ燃えた?」
2026年1月19日、中国海南省海口市の自動車サービス施設で、中国のスマートフォン大手、シャオミ(小米)が手がける電気自動車(EV)が自然発火する事故が起きた。車は施設内に停められており、洗車中だったとみられている。
現場映像では、車体に洗剤の白い泡が付着したまま激しい炎が上がり、黒煙が立ちのぼる様子が確認できる。走行中でもなく、修理作業中でもない状態で突然燃えた点が注目を集めている。
シャオミは翌20日、公式声明を発表し、出火直前まで車の電池に異常は確認されていなかったと説明した。この説明に対し、ネット上では「異常ないならなぜ燃えた?」「問題が見つからないまま燃える車の方が怖い」といった声が相次いだ。
同じ1月19日には、河南省の高速道路でもシャオミ製EVが交通事故後に炎上した。シャオミはこの件についても「事故直前まで車の電池は正常だった」と説明している。幸い、2件とも人的被害はなかったものの、火災の原因そのものについては明らかにされていない。
シャオミのEVをめぐっては、これまでも衝突後に炎上し、死者が出た事故が報じられてきたが、出火の原因について納得できる説明は示されていない。
中国ではEVの普及が国家主導で急速に進められてきた。その一方で、熾烈な価格競争の末に品質への疑念が指摘され、自然発火や重大事故が相次いでいる。しかしEVは国が後押しする重点産業であるため、被害者や遺族の声は表に出にくく、問題は個別事例として処理されてきた。
この手の話が出るたびに、華人圏では決まって同じ言葉が引き合いに出される。
「国産EVに乗るのは命がけ、問題が起きても泣き寝入り。だから中国でEVを買うならテスラ(米国)だ。少しの不具合でも国を挙げて討伐してくれる」。もはや皮肉ではない。犠牲の積み重ねから生まれた現実的な教訓である。
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