旧正月を目前に控えた上海で、創業三十年以上を誇る老舗高級中華料理店「上海小南国」が、すべての直営店を突然閉鎖した。
年越しの家族食事会を予約していた客からは、「前金が返ってこない」との苦情も上がっている。
従業員も「給料は数か月分未払いのまま」と訴えている。
会社側は「戦略的な再編のため一時停止」と説明している。一方、商業施設側は家賃約199万元(約4400万円)の滞納を公表し、契約解除を通告した。現場ではすでに看板が外され、本部も無人となっていた。
従業員によれば、未払い給与は2千万元(約4億円)以上にのぼる可能性がある。
小南国は1987年に創業。最盛期には80店舗以上を展開し、年商は20億元(約440億円)に達した、上海を代表する高級料理店であった。
それが今、暗い店内だけを残して姿を消した。旧正月を前にした上海には、重たい空気だけが漂っている。
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