米イスラエル イラン白昼空爆 米軍大規模中東展開でイラン脅威排除へ

2026/02/28
更新: 2026/02/28

2月28日、米イスラエルがテヘランに白昼空爆を実施。トランプ政権の数十年ぶり大規模米軍展開(空母・1万人超兵力)が背景。ネタニヤフ首相「生存脅威排除」、フーシ派報復宣言で中東緊張高まる。

攻撃作戦が始まる前から、トランプ米大統領は中東における数十年ぶりの大規模な米軍展開を進めていた。
1月末には、空母「エイブラハム・リンカーン」および3隻のミサイル駆逐艦が同地域に到着し、配備される軍艦の数が増加した。

その後、世界最大の空母「ジェラルド・R・フォード」と、それに随行する4隻の駆逐艦もカリブ海を出発し、中東へ向かった。これらの艦隊は現在、地中海に展開している。

これらの艦艇により、中東地域には新たに1万人を超える米軍兵士が加わった。米軍はさらに、地域内の各所に多様な部隊を配置しており、特に注目されているのがカタールのアル・ウデイド空軍基地である。同基地には数千人規模の兵士が駐留している。

また、数百機に及ぶ戦闘機のほか、イランへの大規模攻撃を実行するための支援航空機も派遣された。

ネタニヤフ首相「攻撃は生存の脅威を排除するため」

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は土曜、米国との共同攻撃について、「イランがもたらす生存上の脅威を排除することを目的としている」と述べた。

首相は声明で、「今回の攻撃はイランのアヤトラ政権による脅威を終わらせることを目的としている」と強調した。

さらに、イスラエルが攻撃対象としているのは、イランの準軍事組織であるイスラム革命防衛隊およびその志願部隊バシジ民兵の関連拠点、ならびに弾道ミサイル基地であると明らかにした。

「われわれの共同作戦は、勇敢なイラン国民が自らの運命を自分たちの手に取り戻すための条件を整えるものだ」とネタニヤフ首相は語った。

フーシ派「軍事行動を再開する」

フーシ派の高官2人によると、同派武装勢力はイランを支援するため、航路およびイスラエルに対する攻撃を再開する決定を下したという。

そのうちの1人は、最初の攻撃が「今夜にも実行される可能性がある」と述べた。

トランプ政権との合意の一環として、フーシ派はこれまで航路への攻撃を停止しており、その合意に基づき米国もフーシ派への空爆を中止していた。

また、フーシ派は10月の停戦後、イスラエルへの攻撃も停止していた。この停戦により、ガザでの戦闘も一時的に休止となっていた。

ヨルダンで警報鳴動

イスラエル北部で爆発音が伝えられる中、ヨルダンでも警報が鳴り響いた。