ペンス前副大統領「イラン攻撃は50年戦争の終わり」トランプ政権の狙い

2026/03/16
更新: 2026/03/16

アメリカ前副大統領のマイク・ペンス氏は3月15日、トランプ大統領がイランへの軍事攻撃を命じたことについて、「これはアメリカとイラン政権との間で数十年続いてきた戦争を『終わらせる』行動であり、新たな戦争の『始まり』ではない」と述べた。

米メディア『ザ・ヒル』(The Hill)の報道によれば、ペンス氏は同紙の姉妹テレビネットワーク「NewsNation」に出演し、番組『The Hill Sunday(ヒル・サンデー)』で次のように語った。

「歴代政権はいずれも、暴力をもたらしてきたイランの影響力――すなわちアメリカ軍人、アメリカ国民、そして中東地域、特に同盟国イスラエルを脅かす存在――に対して打撃を与えてきた。私たちが主張しているのは、これは戦争の『開始』の問題ではなく、すでに約50年にわたって続いてきた戦争を『終わらせる』ことに関するものだということである」

ペンス氏はまた、アメリカとイランの衝突は47年前にイラン側によって始まったと指摘した。
当時、イランの学生らはテヘランのアメリカ大使館を占拠し、50人以上の職員を拘束。外交官らを444日間にわたり人質にした。

イラン・イスラム共和国政権は1979年に権力を掌握した。トランプ政権が実行した作戦においても、この政権は依然として主要な標的であった。

現地報道によると、アメリカとイスラエルは2月28日の第一波攻撃で、イランの最高指導者ハメネイ師を殺害したとみられている。ペンス氏によれば、ハメネイ師の息子で後継者のモジュタバ・ハメネイ氏も、続く一連の攻撃で負傷した可能性が高いという。

今年初め、イランでは反政府デモが勃発し、政権打倒を試みたデモ参加者数千人が治安部隊により殺害された。ペンス氏は、この混乱が政権交代の機会を生み出す可能性があると指摘した。

同氏はさらに、「イランの軍事インフラおよび国内の治安・法執行部隊への打撃は、新たな状況を生み出すだろう。これらの力が弱体化すれば、イラン国民は前進し、祖国を取り戻すことができるようになる。これは第一歩だと考えている」と述べた。

またペンス氏は、アメリカがアフガニスタンから撤退した後、再び中東での存在感を取り戻したことについて、「これは中国共産党、ロシア、そして世界中の自由の敵に対する明確なメッセージである。すなわち、アメリカは依然として自由諸国のリーダーである」と強調した。

李馨