無理に働かず、競争から降りる……いわゆる「躺平(たんぴん)」という生き方が、中国の若者の間で広がっている。恋愛や結婚、持ち家、子供といった人生の大きな選択をあきらめる動きも目立つ。こうした空気に当局は神経をとがらせ、関連する発言や動画に対してネット上で検閲を敷いている。
中国の国家安全部は4月28日、SNSでこの現象に言及し、「その背後には外国勢力が意図的に仕掛け、広めている動きがある」とする文章を発表した。
28日朝には、「外国組織がインフルエンサーに資金提供し、無気力をあおっている」とする話題がSNSの検索ランキングで1位となり、議論を呼んだ。
しかし、この当局の「外国勢力のせい」という主張に対し、ネット上ではあきれと反発が一気に噴き出した。
「はい出た、全部外のせい」
「外じゃない、仕事がないだけだ」
「35歳過ぎたら応募すらできない現実を見ろ」
「頑張れと言う前に働き口をくれ」
といった声が相次ぎ、「現実の問題を陰謀論にすり替えているだけではないか」との見方も広がっている。
若者が競争から降りた理由は、やはり「外」にはないようだ。ネット世論の見方はおおむね一致している。
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