6月3日、トランプ米大統領は大統領執務室で記者団に対し、共産主義を非難し、そのイデオロギーは「死、破壊、そして困窮」をもたらすと語った。
トランプ氏は、共産主義的な思想が提示する「無料の住宅」「無料の食料」「すべての無料化」は「最終的には……終わりを迎え、100%の確率で死、破壊、困窮へとつながる」と述べた。
トランプ氏のこの発言は、大紀元(エポックタイムズ)の姉妹メディアである新唐人(NTD)からの質問に答えたものである。質問は、トランプ氏が同日にTruth Socialへ投稿した、共産主義イデオロギーに関する内容についてであった。
「共産主義者は、初期の段階では有権者、あるいは彼らの言うところの『人民』から常に高い支持を得るが、最終的には国、州、あるいは都市を破滅へと導く。これまでに見たこともないレベルの凄まじい暴力が進行し、その社会は貧困、困窮、そして犯罪へと崩壊していく」とトランプ氏はその投稿に書き込んでいた。「覚えておくがいい。最初は驚異的な『人気』が集まり、その後に確実な死と破壊が待っているのだ」
共産主義は、世界中で推定1億人、一部の試算では2億人もの死者を直接的に出したイデオロギーであり体制である。今日、今なお存在する5つの共産主義政権(中国、北朝鮮、ベトナム、キューバ、ラオス)は、世界で最も深刻な人権侵害国の一部となっている。
大統領は記者団に対し、Truth Socialへの投稿は、ニューヨークやカリフォルニアといった地域における政策や候補者に対する懸念から着想を得たものだと語った。
大統領は特に、ニューヨーク市長のゾーラン・マムダニ氏に言及した。マムダニ氏は、自身を「民主社会主義者」と称して2025年の選挙戦を堂々と戦った人物である。マムダニ氏が前ニューヨーク州知事のアンドリュー・クオモ氏や共和党のカーティス・スリワ氏を破ってサプライズ当選を果たして以来、全米で大きな反響を呼んでいる。
民主社会主義とは、累進課税制度を用いて、政府が教育や医療などの特定の主要なサービスを提供する経済システムを指す。批判派は、こうした思想は国民が裕福なうちは機能するものの、最終的には破綻し、共産主義体制へとつながると警告している。
当選前、トランプ氏はマムダニ氏に対して公然と批判的であった。しかし両氏は、2025年11月に初めて直接面会して以来、強固な協力関係を築いていると語っている。
トランプ氏は、このニューヨークの民主党員(マムダニ氏)の政治姿勢には反対し続けながらも、個人としての敬意を表明しており、水曜日の発言でも再びその口調を崩さなかった。
「ニューヨークの(マムダニ氏を)見ていたが、私は彼がとても気に入った」とトランプ氏は述べ、マムダニ氏が昨年11月と今年2月に大統領執務室を訪れたことに触れた。「彼はまさにここに立ち、これまでに数回このオフィスに来ている」
しかしトランプ氏は、マムダニ氏とのイデオロギー的な相違は依然として存在すると続けた。
「彼はスマートな男だが、なぜ年間何億ドルもの税金を納めているこれらすべての企業が去っていくことを問題ないと考えているのか、私には理解できない」とトランプ氏は語った。「税基盤がなくなれば、最終的には飢えと困窮、そして死と破壊に行き着くことになる」
トランプ氏が言及したのは、マムダニ氏が市内の高所得者に対する増税を導入しようと動いているため、主要企業や超富裕層がニューヨーク市を離れ始める可能性があるという、商工会議所やその他の団体からの警告についてである。
トランプ氏は、自由企業体制(資本主義体制)の正当性を訴えるのはより難しいものの、そのシステムこそがアメリカの成功と世界的な指導力の基盤であると語った。
「自由企業体制を売り込むのはより難しい。しかし、それこそが我が国を偉大にしてきたものであり、だからこそ今、再び偉大になっているのだ」と、大統領は大統領執務室から語った。
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