ドナルド・トランプ大統領は7月8日、トルコで記者会見を開き、自身は長年にわたりイランにとっての「暗殺ターゲット第1号」だと述べ、前日に公表された暗殺リストでも自分の名前が最上位に記載されていたと明らかにした。さらに、これまでのところは「比較的幸運だった」としながらも、この先何が起こるかは分からないという認識を示した。
米・イラン間の緊張が高まるなか、トランプ氏はNATO首脳会議後の記者会見でイラン情勢について説明した。アメリカとイスラエルによるイランへの共同攻撃について、トランプ氏は、イラン側の「第一波」と「第二波」とされる指導部はすでに死亡していて、現在の指導部も同様の結果になる可能性があるという見方を示した。
トランプ氏は「私は命を落とすことになるかもしれない。彼らにとって、私は暗殺ターゲットの筆頭だからだ」と述べ、「これは周知の事実であり、私は彼らにとって最重要の標的だ。彼らはならず者で、こうしたやり方を取ってきた連中だ。過去47年間、ずっとそうだ」と述べた。そのうえで「私はこの国にとって有益なことを行っている。世界全体にとっても有益なことをしている」と強調した。
またトランプ氏は「ここ1〜2週間のイランの行動を見れば、彼らが理性的とはいえないことは明らかだ」としたうえで、「彼らは自国民のために尽くしていない。何よりも、私は今や彼らの本質を理解した。そして、彼らと合意を結ぶべきかどうか、もはや自信がない。いわゆる『ゲーム』、つまりこの駆け引きを続けることはできるが、それでも合意を結びたいのかどうかは分からない。むしろ問題を徹底的に解決してしまうべきだと思う」と述べた。
イランは最近、ホルムズ海峡を航行する商船を繰り返し攻撃している。これに対する報復として、アメリカ軍はイランの標的に対し空爆を行った。
トランプ氏は「我々は、最初の一派の指導者たちを葬った」と述べ、「二派目の指導者たちも葬った。今、彼らはアメリカの指導者、つまり私を殺そうとしている。私は彼らのあらゆるリストに載っている」と述べた。そのうえで「これまでのところ、私はおそらく幸運だったと言えるが、この幸運が長く続くとは限らない」と話した。
さらにトランプ氏は「この話題に触れたのは、私の名前が彼らの暗殺リストに載っているからだ」と述べ、「きのう、新たなリストが公表されたが、私は依然としてナンバーワンのターゲットだった。私はTikTokでランキング1位になる方がいいが、現実には暗殺リストで1位なのだ」と述べた。
一方でトランプ氏は、イランとの戦争が再び全面的に起きるとは考えていないという見方も示した。
「彼らはいくつかの船舶を攻撃した。それに対して、我々はより強力な反撃を行った」と述べたうえで、「彼らが攻撃すれば、我々はその10倍の力で反撃する。私は、事態は比較的短期間で収束し、その結果として全体の安全性が高まると考えている。石油市場を含め、こうしたことは早い段階で起こるだろう」と話した。
ことし1月、トランプ氏はNewsNationの単独インタビューで、イランによる暗殺の試みについて警告していた。イラン当局が暗殺行動に踏み切り、自身に危害を加えた場合、アメリカはイランに対し全面的な報復行動を取り、「イランを地球上から抹消する」とする「非常に断固とした命令」を出していると述べていた。
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